【図解】タイピングの正しいホームポジションの位置_指の矯正方法も紹介


・正しい指の位置って身につけた方がいいの?
このような疑問にお答えします。
- タイピングのホームポジションとは?
- 指の位置をホームポジションに矯正した方がいい理由
- 正しいホームポジション
- 指の位置をホームポジションに矯正する方法
- 指の位置を矯正するおすすめの練習方法
- タイピングの悪い癖を矯正する方法
- ホームポジションがずれる原因と解決策
- ホームポジションに関してよくある質問

今回は、タイピングで使うホームポジションについて紹介していきます。
ホームポジションの位置は画像を使って解説していますので、間違いなくホームポジションを理解できるはずです。
また、記事後半ではホームポジションを矯正する方法も紹介していますので、ホームポジションを確実に身につけられるようになりますよ。
タイピングのホームポジションとは?【基本】

まずはじめに、「タイピングのホームポジションとは何か?」について紹介していきますね。
そもそもホームポジションとは、タイピングをもっとも効率よく疲れずにできる指の配列(使い方)のことです。
タイピングの基本姿勢や指の定位置と認識してもらえればOKですね。

指の位置をホームポジションに矯正した方がいい理由

タイピングでホームポジションを矯正した方がいい理由としては、下記のものがあげられます。
- 手が疲れにくくなる
- ミスタイプを減らせる
- タイピング速度が上がる
手が疲れにくくなる
ホームポジションを軸にタイピングをすることによって、手が疲れにくくなります。
というのも、ホームポジションではすべての指を使ってキーを入力できるので、それぞれの指の負担が少なくなるからですね。
- 親指
- 人差し指
- 中指
いま自己流のタイピングをしている場合には、ホームポジションを身につけることでタイピングが楽にできるようになりますよ。
ミスタイプを減らせる
ホームポジションを身につけることで、ミスタイプを減らすことができます。
我流でタイピングをしている場合には、キーボードの中で入力しづらいキーもあったりしますよね。
それに対し、ホームポジションはすべてのキーを入力しやすい配置となっていますので、どのキーも簡単に入力できます。
結果として、ミスタイプの数を大幅に減らせるというわけです。
タイピング速度が上がる
ホームポジションを身につけると、タイピング速度が上がります。
これは言うまでもなく、すべての指(10本の指)を使ってタイピングできるようになるからですね。
ホームポジションを身につけることで、すべての指を効率的に使えるようになりますよ。
キーボードの正しいホームポジション【タイピングの指の位置】

キーボードの正しいホームポジション(定位置)は、下記のとおりです。

まずは左手の人差し指を「F」に置き、次いで中指を「D」、薬指を「S」、小指を「A」、親指を「スペース」に置きます。
次に右手ですが、右手の人差し指を「J」、次いで中指を「K」、薬指を「L」、小指を「;(+)」、親指を「スペース」に置くといった感じですね。
上記の指の位置が、正しいタイピングのホームポジションとなります。
ちなみに手の位置は自分の体の正面に置き、腕全体をハの字に開きます。

上記のように手を置くと、ホームポジションを維持しやすいです。
画像のようにすべての指を伸ばした状態では、タイピングもしづらいですので。
タイピングを始める時には、上記のように定位置に手を置いてからタイピングを始めていきます。
タイピングをする時の正しい指の動かし方
それぞれの指の動かし方は、下記のとおりです。

ちなみに上記の画像を見てもらえればわかるとおり、それぞれの指が担当するキーはキーボードの左上に向かっていっていますよね。
したがって、右手は5度くらい右側に開いたほうがタイピングしやすいですよ。

今まで我流でタイピングをしてきた人は小指をほとんど使ってこなかったと思いますので、最初にぶつかる壁は小指の使い方のはず。
最初は慣れないかもしれませんが、たくさん練習をして正しい指の使い方に慣れていきましょう。
ホームポジションに戻るタイミング
ホームポジションに戻るタイミングとしては、「Enter」or「変換」を押した後に戻ればOKです。
例えば「僕はブログを書くのが好きです」といった文を書く場合には、次のような流れでホームポジションに戻ってきます。
僕は(変換)【ホーム】ブログを(変換)【ホーム】書くのが(変換)【ホーム】好きです(変換&Enter)【ホーム】
もちろん、Enterを押すタイミングは人それぞれですので、ホームポジションに戻ってくる回数も人によって変わってきます。
なんにせよ、Enterか変換の後にはホームポジションに戻ってくることがわかっていればOKです。
テンキー(数字)をタイピングする時の指の位置
まずはじめにテンキー(数字)のホームポジションですが、テンキーのホームポジションは下記のようになります。

右手の人差指を「4」に置き、次いで中指を「5」、薬指を「6」、親指を「0」、小指を「Enter」に置きます。
上記の指の位置が、テンキーのホームポジションになります。

次に、テンキーの指の動かし方ですが、テンキーの指の動かし方は下記のようになります。

要するに、ホームポジションから縦のラインをそれぞれの指が担当する感じですね。
テンキーをよく使う場合には、テンキーのホームポジションと指の動かし方も覚えておきましょう。
タイピングで指の位置をホームポジションに矯正する方法

次は、自分の指をホームポジションに矯正する方法を紹介していきますね。
ホームポジションを矯正する方法は、下記のとおりです。
- キーボードの上に手がある時は常にホームポジション
- ホームポジションに戻ったら「F」と「J」の突起を触る
1つずつ紹介していきます。
キーボードの上に手がある時は常にホームポジション
キーボードの上に手がある時は、常にホームポジションの位置で待機するようにしましょう。
タイピングができる人は、キーボードの上に手がある時は常にホームポジションの位置になっています。
それほど、ホームポジションに手をもっていくことがクセ付いています。

ホームポジションを身につけたいなら、できるだけ多くの時間ホームポジションでいることをおすすめします。
ホームポジションに戻ったら「F」と「J」の突起を触る
ホームポジションに戻ってきたら、必ず「F」と「J」の突起を触るクセを付けましょう。
先ほども少しお伝えしましたが、ホームポジションの位置は「F」と「J」の突起を触ることで確認します。
したがって、ホームポジションを身につけたいならホームポジションに戻ってくるというよりも、「F」と「J」の突起を触ることを意識するのがおすすめです。

とはいえ、現在使っているキーボードに「F」と「J」の突起がないこともあると思います。
そんな場合には、下記の方法で自分なりの目印を作ることをおすすめします。
- テープを貼る
- アロンアルファで突起を作る
- キーボード用の突起シールを貼る
上記の方法が嫌な場合には、タイピングがしやすいキーボードを買うのもありですよ。

指の位置を矯正するにはタイピングゲームで練習するのがおすすめ

タイピングゲームの中には点数を競うだけでなく、指の位置やホームポジションを矯正するためのゲームもあったりします。
例えば下記のゲームでは、ホームポジションを矯正するためのコースが用意されています。
- ココアの桃太郎たいぴんぐ
- P検
- my Typing

タイピングゲームでは指の位置を覚えるためのカリキュラムが用意されていますので、初心者でも効率的にタイピングを練習できます。
また、使用料は無料のものがほとんどですので、タイピングを練習する時には使わない手はないですね。
タイピングの練習には課題があった方が捗りますので、ぜひタイピングゲームを使ってみてください。
タイピングの悪い癖を矯正する方法

タイピングを練習していく中で自己流の悪い癖が出てしまうこともあると思いますので、具体的な矯正方法を紹介しておきますね。
タイピングの癖を矯正する方法は、下記の2つです。
- 悪い癖が出たら正しい方法で3回復習する
- 悪い癖は1つずつ改善していく
1つずつ紹介していきます。
悪い癖が出たら正しい方法で3回復習する
悪い癖が出てしまったら、正しい方法で3回復習するようにしましょう。
「癖」というのは、新しい癖を身につければ前の癖はなくなります。
したがって、現在タイピングの悪い癖が染みついている場合には、正しいタイピング方法を癖付ければ問題は解決できます。

悪い癖を正しい癖に塗り替えるには、悪い癖よりも多く正しい癖を反復するだけでOKです。
つまり、悪い癖1回に対して正しい癖を3回反復すれば、時間とともに悪い癖はなくなります。
ですので、人差し指で「I」を入力してしまった後には、正しい指である「中指」で3回「I」を入力していましたね。
自己流タイピングを矯正したい場合には、正しいタイピング方法で癖を上塗りしてしまいましょう。
悪い癖は1つずつ改善していく
悪い癖は、1つずつ改善していくのがおすすめです。
というのも、タイピングを練習し始めた頃は正しいタイピングができずに、悪い癖が多く出てしまいがちです。
したがって、すべての癖を一度に矯正しようとすると、タイピング自体がストレスになって「自己流でいいや」とタイピングを矯正することを諦めてしまいます。

一度にすべての癖を矯正する必要はありませんので、1つずつ時間をかけて正しい癖を身につけてみてください。
タイピング中にホームポジションがずれる原因と解決策

タイピング中にホームポジションがずれる原因としては、下記のものがあげられます。
- ホームポジションの確認方法がわかっていない
- ホームポジションに戻るタイミングがわかっていない
- 速さを意識しすぎてしまっている
それぞれの原因別に、解決策を紹介していきますね。
ホームポジションの確認方法がわかっていない
まず1つ目の原因は、ホームポジションの確認方法がわかっていないことです。
ホームポジションの目印がわかっていなければ、ホームポジションに戻ってきようがありません。
結果、ホームポジションの位置がずれてしまいます。

解決策は簡単で、「F」と「J」の突起を目印にホームポジションの位置を確認すればOKです。
「F」と「J」を起点にホームポジションの位置を確認すれば、ホームポジションの位置がずれることもなくなりますよ。
ホームポジションに戻るタイミングがわかっていない
2つ目のずれる原因は、ホームポジションに戻るタイミングがわかっていないパターンです。
この記事でも紹介していますが、ホームポジションに戻ってくるタイミングは「Enter」または「変換」を押した後に戻ってくるのがおすすめです。
いつホームポジションに戻ればいいのかわからない場合には、「Enter」または「変換」を押した後にホームポジションに戻ることを意識してみてください。
速さを意識し過ぎてしまっている
3つ目の原因は、速さを意識しすぎてしまっていることです。
初心者の頃から速さばかりに集中してしまうと、ホームポジションの位置もずれてきてしまいます。

解決策としては、速さは一旦捨ててホームポジションの習得を優先することです。
何事でもそうですが、基礎ができていなければ応用はできません。
初心者の頃はホームポジションを身につけることに集中し、正確にタイピングできるようになりましょう。
そうすれば、自然とタイピングスピードは速くなっていきますので。
タイピングのホームポジションに関してよくある質問

ここからは、タイピングのホームポジションに関してよくある質問にお答えしていきます。
紹介する内容は、下記のとおりです。
- 手首は浮かせた方がいいの?
- 指の動かし方は基本に忠実ではないとダメ?
- タイピングをする時の指の位置の覚え方ってあるの?
1つずつ回答していきます。
手首は浮かせた方がいいの?
結論からお伝えしますと、どちらでもOKです。自分のやりやすい方を選択すれば大丈夫ですよ。
ちなみに、僕の場合はホームポジションに手を置いている時はPCに手首をつけています。

そして、タイピングを始めたタイミングで、すこし手首を浮かせるようにしています。
タイピング中に手首を浮かせる理由としては、PCに手首をつけたままだとタイピングがしづらいからですね。
指の動かし方は基本に忠実ではないとダメ?
結論からお伝えしますと、とりあえず基本の指の使い方で覚えるのがおすすめです。
というのも、最初から自己流を許してしまうと、ホームポジションからなにまでバラバラになってしまうからですね。

上記の理由から、タイピング初心者は基本に忠実な指の動かし方で覚えるのがおすすめです。
とはいえ、タイピングが上達してくると、基本の指の動かし方よりも自分に合った指の動かし方が見つかることもあります。
ですが、「B」を「左手の人差し指」や「親指」でタイピングする人もいるといった具合ですね。
ちなみに、タイピングで日本チャンピオンの方も基本の指の使い方ではなく、基本を軸にした自己流の指の使い方をしています。
上記のことから、基本を身につけた後に自己流に進化させていく流れはアリだと思います。
タイピングをする時の指の位置の覚え方ってあるの?
まずはじめに、ホームポジションの覚え方から紹介していきますね。
ホームポジションの指の位置の覚え方としては、「両手の人差し指を「F」と「J」の突起に置いて、他の指を順番に隣に置いていく」と覚えれば間違えないはずです。

次に、それぞれの指が対応するキーの覚え方ですが、ホームポジションから左上に1つ。右下に1つ。と覚えれば間違うことはありません。
イメージとしては、キーボードの左斜上に向かってそれぞれの指が対応するキーが並んでいるといった感じですね。

タイピングをする時の指の位置はそれほど難しくありませんので、配置の傾向を覚えてタイピングの練習に臨んでみてください。
パソコンでの作業が多いならタイピングのホームポジションは習得すべし!

これで「正しいホームポジションの指の位置」の内容は終わりです。
これからタイピングを身につけようと思っている方。または、パソコンでの作業が多い方はぜひホームポジションを身につけてみてください。
当ブログでは、タイピングが上手くなるコツを紹介しています。

タイピングを練習するうえで気をつけるべきことは知っておいた方がいいので、上記の記事は必読の内容ですよ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。