仮想通貨OMG(OMG Network)とは?将来性・今後の価格・買い方・おすすめの取引所を解説!

「OMGとはどんな仮想通貨で、OMG Networkってどういったプロジェクトなの?将来性が高くて今後価格が上がるなら、買い方やOMGトークンが買えるおすすめの取引所が知りたい。」
2020年から始まった仮想通貨市場の盛り上がりは、2018年の第一次仮想通貨バブルの時とはすっかり役者が入れ替わりました。
SolanaやAvalancheといった新興勢力のブロックチェーンに押され、これまで数多くの老舗プロジェクトが衰退していき、生き残ってるものはほんの一握り。
そんな生き残っている数少ない老舗プロジェクトの中でも、ここにきて改めて市場から注目を集めているのがOMG Network。
イーサリアムを基盤とするOMG Networkは、イーサリアムが抱える大きな課題であるスケーラビリティの問題を解決しながら決済などの金融サービスを提供するプロジェクトです。
今回は、市場から大きな期待が寄せられているOMG(OMG Network)を詳しく知りたいあなたのために、
- OMGの主な特徴やメリット
- OMGの将来性や今後の価格予測
- OMGの買い方やおすすめの取引所
についてお伝えしていきます。
仮想通貨OMG(OMG Network)とは?

OMG(OMG Network)とは高速で低コストな金融サービスの普及を目指しているイーサリアムを基盤としたブロックチェーンプロジェクトで、OMGトークンはOMG Network内で主に決済などを目的に流通する仮想通貨です。
まずはOMG Networkの概要について、簡単にみていきましょう。
2017年にタイで設立された老舗プロジェクト
OMG Networkは2017年にタイで開発をスタートした老舗の仮想通貨プロジェクトで、設立当初は「OmiseGo(オミセゴー)」という名前で立ち上げられました。
2017年に実施したICOでは、約2,500万ドル(約25億円)もの資金調達に成功しています。
ちなみにプロジェクトの管理運営を行っているSYNQA(旧Omise Holdings)はタイを拠点として主に東南アジア向けに金融サービスを提供するフィンテック企業で、共同創業者は長谷川潤氏という日本人です。
また役員や社員にも日本人が多く在籍していることもあり、それが日本において知名度が高い理由の一つにもなっています。
アンバンクト向けの金融サービスプロジェクトが発端
もともとOMG Networkは、アンバンクトと呼ばれる銀行口座を持たない主に東南アジアの人々に向け、ブロックチェーン技術を活用して手軽に金融サービスを提供するプロジェクトとして立ち上げられました。
低コストで高速処理というOMG Networkの大きな特徴は、貧困層でも使える金融サービスを提供するというプロジェクト設立当初からの目的を考えれば納得ですよね。
イーサリアムのスケーラビリティ問題解決ソリューションとして注目
2018年の第一次仮想通貨バブルでは老舗プロジェクトであるOmiseGoも大きな注目を集めましたが、その後は仮想通貨市場全体の冷え込みの影響もありしばらく鳴かず飛ばずの状況が続きます。
そんなOmiseGoが再び注目されるようになったのが、2020年半ば頃。
イーサリアム上で様々なアプリケーションが立ち上がり、イーサリアムネットワーク上が混雑することで手数料(ガス代)の高騰や処理遅延といった致命的な問題を抱えるようになりました。
これが俗に言う、イーサリアムの「スケーラビリティ問題」です。
もともと貧困層向けの金融サービスとして、低コストで高速なネットワークをイーサリアム上で構築していたOmiseGo。
そんなOmiseGoが培った技術とプラットフォーム価値が、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するソリューションになることが期待され始めたわけですね。
2020年6月にOMG Networkへリブランド
2020年6月には、「OmiseGo(オミセゴー)」から「OMG Network」へとリブランドしました。
これはイーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するプラットフォームとしての価値を前面に打ち出すことが目的となっています。
2020年12月に香港企業に買収
2020年12月、OMG Networkは香港を拠点とする仮想通貨投資会社Genesis Blockの子会社であるGenesis Block Ventures(GBV)によって買収されています。
GBVは主にDeFi(分散型金融)分野への投資で有名な仮想通貨投資会社で、OMG Network上でレンディングを始めとした金融サービスを展開する計画が明らかにされました。
またGBVは世界最大の仮想通貨取引所であるBinanceや米国最大の仮想通貨デリバティブ取引所であるFTXと良好な関係性も活用しながら、アジア圏でのOMG Networkの開発と普及を推進していく方針も示しています。
このGBVによる買収をきっかけにOMG Networkが持つ技術やプラットフォームとしての価値が改めて見直され、DeFi分野への活用に大きな期待が寄せられるようになりました。
BOBAトークンのエアドロップ発表で価格が急騰
直近でOMGトークンの価格を押し上げた一番の要因は、OMG保有者へのエアドロップ告知があったこと。
このエアドロップの発表を受けて、9月末から10月初旬にかけてOMGトークンの価格は約80%以上も急騰しました。
一般的にエアドロップの発表があるとスナップショットの日時に向けて価格が上昇する傾向が高いため、短期的にはOMGトークンの価格も上昇していくと見込まれています。
仮想通貨OMG(OMG Network)の主な特徴やメリット

OMG Networkのプロジェクトやエコシステム内で流通する仮想通貨OMGトークンには、主に以下のような特徴やメリットがあります。
- 処理速度が速く低コスト
- 強固なセキュリティ
- スマホで取引が完結する
処理速度が速く低コスト
イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するOMG Network最大の特徴が、処理速度が速く低コストであること。
1秒間に4,000以上の取引を処理できるOMGの処理速度は、イーサリアムのメインネット比で約400倍にも相当する速さです。
この高速処理と低コスト化を実現しているのが、「MoreVP(MoreViable Plasma)」というOMGが独自開発したブロックチェーン技術。
これまでは一つのトランザクションごとに処理をしていたものを、サイドチェーンを活用して複数のトランザクションをグループ化し効率良く処理できるようにしています。
強固なセキュリティ
OMG Networkは「MVP(Minimal Viable Plasma)」というセカンドレイヤー技術の一種であるプラズマチェーンを使用しており、これによってイーサリアムと同等の強固なセキュリティが担保されています。
金融サービスを提供するプラットフォームにおいては特に信頼性や安全性が必要不可欠なので、強固なセキュリティはOMG Networkの持つ大きな武器の一つと言えますね。
スマホで取引が完結する
OMG Networkがアンバンクト向けに提供する金融サービスは、東南アジアで既に決済サービスが実用化されています。
多くの人々にOMG Networkのサービスが支持された一番の理由は、スマホ一台あれば取引が完結できるという手軽さです。
日本ではすでにスマホによるキャッシュレス化が広く普及していますが、そもそも東南アジアの人々の多くは銀行口座すら持っていません。
スマホ一台で主要な金融サービスが完結できるOMG Networkは、今後も東南アジアを中心しとした地域で広く支持されていく将来性の高いサービスとなっています。
仮想通貨OMG(OMG Network)の買い方・おすすめの取引所

仮想通貨OMGを買うなら「GMOコイン」がおすすめです。
グループには証券・FX会社がある東証一部上場企業「GMOインターネットグループ」が、強固なセキュリティと運営体制で安心・安全の取引を提供しており、信頼性抜群です。
仮想通貨取引所としての人気・実力ともに業界No.1といっても過言ではありません。

さらに、販売所の現物取引だけではなく、取引所、レバレッジ取引、積立暗号資産、貸暗号資産など、豊富なサービスを展開している点もおすすめできます。
国内の仮想通貨取引所なら、GMOコインを選んでおけば間違いないですよ。
仮想通貨OMG(OMG Network)の将来性・今後の価格予測

東南アジアのアンバンクト向けに提供する金融サービスだけでなく、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するOMG Networkは実需が伴う極めて将来性の高いプロジェクトであり、仮想通貨OMGの価格は中長期的に上昇する可能性は高いです。
ここからは、OMG Networkの将来性の高さを裏付ける3つのトピックについて簡単に触れておきましょう。
トヨタや三井住友銀行とのパートナーシップ
OMG Networkを運営するSYNQA社は、2020年6月にトヨタファイナンシャルサービス(TFS)や三井住友銀行(SMBC)などがら総額8,000万ドル(約86億円)の資金調達を受けています。
この資金調達はOMG Networkが持つ高度なブロックチェーン技術とITソリューションを、TFSやSMBCの金融ソリューションと融合させることを主な目的としたものです。
このパートナーシップの意義は、OMG Networkのソリューションが日本社会でも広く普及する大きな可能性を秘めていること。
特にトヨタファイナンシャルサービスとは、2020年12月にも戦略的パートナーシップ契約を締結。
これによって今後OMG Networkは、トヨタが進める「TOYOTA Wallet」や「Woven City」といった将来性の高いプロジェクトにおける基幹技術となっていく可能性が高いです。
OMG Networkは東南アジアだけでなく、日本人の生活にもより深く関わってくることは間違いないでしょう。
テザー(Tether)社に採用
2020年8月には世界一支持されているステーブルコインUSDTを発行する米テザー(Tether)社が、運営するUSDTの一部をOMG Networkへ移行したことを発表しました。
テザー社が発行するUSDTは総発行量1兆円を超す、仮想通貨を扱う世界中の人々が利用する仮想通貨です。
そんなテザー社にOMG Networkのプラットフォームが採用された影響は大きく、今後はOMG Networkを採用するブロックチェーンプロジェクトが激増する可能性を秘めています。
OMG Networkは世界中の仮想通貨取引を支える基幹技術、といっても過言ではありません。
Boba Networkの高い将来性
2021年9月にはOMGホルダーへのBOBAトークンのエアドロップが発表され、仮想通貨OMGトークンの価格は一時80%超も急騰しました。
エアドロップされる仮想通貨BOBAトークンは、OMG NetworkのコアコントリビューターであるEnyaによって開発されたBoba Network上で流通するガバナンストークン。
Boba Networkはイーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するレイヤー2ソリューションとして、ArbitrumやOptimismといった他のOptimisticRollupソリューションと競合するプラットフォームになります。
Boba Networkが持つ決定的な優位性は引き出し時間をわずか数分に短縮できる唯一のネットワークであることで、レイヤー1とレイヤー2の間のNFTブリッジもサポートしています。
Boba Networkを提供するEnyaはOMG Networkのコアコントリビューターであるため、今後Boba Networkの注目度が高まれば高まるほどOMG Networkへの注目度も上がります。
そんな将来性の高いBOBAトークンが上場前にタダでもらえるというだけでも、今からOMGに投資する価値はあると言えますね。
まとめ

今回はOMG Networkとはどんなプロジェクトでどのような特徴があり将来性は高いのかどうか、また仮想通貨OMGトークンの買い方や今後の価格予測、おすすめの取引所などについてお伝えしてきました。
- 処理速度が速く低コスト
- 強固なセキュリティ
- スマホで取引が完結する
アンバンクト向けの金融サービスを提供するだけでなく、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するソリューションとして大注目なOMG Network。
トヨタを始めとした日系大企業とも連携するOMG Networkの高い将来性に、今後も大いに期待しましょう。