ブログで画像を引用する時の5つのルール【正しい引用方法も紹介】

ブログで画像を引用する時には、ルールを守らなければ著作権を侵害してしまいます。

この記事を読んでいるということは、あなたも正しい画像の引用方法がわからず不安なのではないでしょうか。
当記事では、ブログで画像を引用する時のルールを5つ紹介していきます。
記事後半では正しい画像の引用方法も紹介しているため、安心して画像を引用できるようになります。
当記事を最後まで読み、正しい画像の引用方法を理解しましょう。
ブログで画像を引用する時に注意すべき著作権とは?
著作権とは、自分が作った著作物を無断で他人に使用されないように守るための権利のことです。
なお、自分で作った著作物が無断で使用された場合には著作権が侵害されたとみなされ、相手側には法的な処罰が下ります。
具体的な罰則は、下記の通りです。
著作権、出版権、著作隣接権の侵害は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金、著作者人格権、実演家人格権の侵害などは、5年以下の懲役又は500万円以下の罰金などが定めれれています。また、法人などが著作権等(著作者人格権を除く)を侵害した場合は、3億円以下の罰金となります。
著作権の刑事罰のソース

とはいえ、他サイトの画像でも「引用」という形であれば著作権を侵害せずに使えます。
これから引用する時のルールを5つ紹介していきますので、法律に則って画像を引用できるようになりましょう。
ブログで画像を引用する時の5つのルール
ブログで画像を引用する時のルールは、下記の5つです。
- 引用する画像がコンテンツの完成に必然であること
- インターネット上に公開されている画像であること
- 自分の著作物と引用した画像の線引きが明確であること
- 自分の著作物と引用した画像の主従関係が明確であること
- 画像の引用元へのリンクを貼ること
それぞれのルールについて紹介していきますね。
ルール①:引用する画像がコンテンツの完成に必須であること
ブログで画像を引用する時のルール1つ目は、引用する画像がコンテンツの完成に必須であることです。
例えば、芸能人のスクープ写真についての批評記事を書く場合には、芸能人のスクープ写真がなければコンテンツとして成立しません。
このような場合、画像の引用はOKです。
しかし「おしゃれな画像だから」や「かっこいい画像だから」という理由で他サイトの画像を引用するのはNGとなります。

他サイトの画像を引用する時には「コンテンツの完成に画像は必須か?」を考えてから引用する必要があります。
ルール②:インターネット上に公開されている画像であること
ブログで画像を引用する時のルール2つ目は、インターネット上に公開されている画像であることです。
インターネット上に存在する画像は、すべて公表された著作物として扱われます。
そのため、インターネット上にある画像はすべて引用可能です。

なお、パスワードで制限されているサイトの画像は引用できません。
そのため、制限付きのサイトの画像は引用しないようにしましょう。
ルール③:自分の著作物と引用した画像の線引きが明確であること
ブログで画像を引用する時のルール3つ目は、自分の著作物と引用した画像の線引が明確であることです。
読者に画像の引用がバレたくないことを理由に、下記のように引用した画像をあたかも自分のコンテンツの一部にしてしまう場合があります。
※引用をばれないようにしている画像
しかし、引用したことを明確にしないのはルール違反です。
上記のことから、画像を引用した場合には誰でも引用したことがわかるようなデザインにする必要があります。

引用部分を明確化させるには、下記の装飾方法がおすすめです。
- 背景色を変える
- 引用部分全体を””(ダブルクォーテーション)で囲む
ルール④:自分の著作物と引用した画像の主従関係が明確であること
ブログで画像を引用する時のルール4つ目は、自分の著作物と引用した画像の主従関係が明確であることです。
簡単に言うと、自分で作成した内容がほとんどなく、引用した画像だけで構成された記事は引用として認められないということです。

自分の著作物と引用物の主従関係において明確な数値はありませんが、全体の1割未満に引用物を抑えればこのルールはクリアできるでしょう。
ルール⑤:画像の引用元へのリンクを貼ること
ブログで画像を引用する時のルール5つ目は、画像の引用元へリンクを貼ることです。
本来は、画像の引用元を明記するだけでよいとされています。
しかし、引用元を明記しただけでは読者が引用元にアクセスする際に手間をかけさせてしまいます。
上記のことから、当ブログでは画像を引用する時には画像の引用元へのリンクを貼ることをおすすめしています。

引用元のサイトにSEO評価を流したくない場合には、nofollowを設定するのがおすすめです。
nofollowの設定方法はカンタンで、<a>タグに下記の記述を加えるだけでOKです。
「a rel=”nofollow” 」
ブログの正しい画像の引用方法・書き方
これまでに紹介したルールを踏まえると、正しい引用の書き方は下記の通りです。
※正しい画像の引用方法の画像
なお、上記の書き方に加えて、下記の3項目を満たしている必要があります。
- 引用が必要であること
- インターネット上に公開されていること
- 引用部分が記事全体の1割り程度であること
上記の書き方をすれば、安全に引用を行えます。
ブログで画像を引用する時のNG行為
ブログで画像を引用する時のNG行為は、下記の2つです。
- 直リンク
- 孫引き
それぞれの項目について紹介していきますね。
直リンク
ブログで画像を引用する時のNG行為1つ目は、直リンクです。
例えば、当ブログの画像をあなたのサイトで引用する場合、下記のコードをそのまま貼り付けると直リンクになります。
「<img src=”https://aliceblog.org/○○○.png”>」
直リンクがNGな理由は、自分のサイトで引用した画像を表示する時にも相手サイトのサーバーを使って表示してしまうからです。

直リンクをしないためにも、画像を引用する時には下記の手順を踏むのがおすすめです。
引用元の画像をダウンロード
ダウンロードした画像を、自分の記事にアップロード
上記の手順を踏めば、自分のサーバーを使って画像を表示できるようになります。
画像を引用する時には相手サイトのコードをコピーするのではなく、引用物を自分のサーバーにアップロードしてから表示するようにしましょう。
孫引き
ブログで画像を引用する時のNG行為2つ目は、孫引きです。
孫引きがNGな理由は、自分より前の引用者が間違った引用をしていた場合に、自分も違法の対象となってしまうからです。
上記のことから、画像を引用する時には大元のサイトから直接引用するようにしましょう。
引用のルールを把握して安全にブログを運営をしよう
これで「ブログで画像を引用する時のルール」の内容は終わりです。
間違った引用方法をしていると、相手に不快な思いをさせるだけでなく自分も罰を受けることになります。
正しい引用方法を実践し、安全にブログ運営を進めていきましょう。
当ブログでは、WordPressにおすすめなテーマを8つ紹介しています。

現在使っているテーマに不満を抱えている場合には、上記の記事を参考にしながらテーマ選びを進めてみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。